文献を管理したり、論文を書く際に文献を引用してスタイルを整える際に、私は以前はEndnoteを使用していました。
Endnoteは細かく書式の設定を行うことができるため、気に入って長らく使用していたのですが、有料であるため、代替ソフトはないものかと思っていました。
特に、自分個人で使用する分には有料ソフトでもよいのですが、高額な有料ソフトは学生におすすめできないというのが大きな理由でした。
そこでZoteroを使い始めたのですが、ZoteroでもEndnoteと同様に文献情報を管理し、スタイルを整えてくれることがわかりました。
そこで、ZoteroのEnglish Linguisitcs用のスタイルファイルを作成しましたので、使い方とともにそのファイルを置いておきたいと思います。
English Linguistics用スタイルのダウンロードページ
English Linguistics用のスタイルファイルについては、下記からダウンロードしてください。
設定方法
Zoteroについては、こちらからダウンロードしてインストールしてください。
ここでは、Zoteroのインストールが完了しているものとして話を進めます。
English Linguistics用のファイルをダウンロードしたら、そのファイルを次の場所にコピーまたは移動します。
Windowsの場合、スタイルファイルは標準設定では下記の場所に保存されていますので、下記のフォルダにファイルをコピーします。
C:Users\ユーザー名\Zotero\styles
その後、実際に文献を引用したいWordのファイル上で操作します。
Zoteroタブで初めて”Add/Edit Citation”をクリックすると、引用スタイルを選択する画面が現れます。そこで”English Linguistics”を選んで”OK”を押すと、English Linguisiticsのスタイルで引用することができます。
引用スタイルを選択する画面に”English Linguisitics”が現れない場合は、「スタイルを管理する」をクリックし、次に現れたウインドウで”English Linguistics”を選択してから右下の「+」をクリックしてください。
これで、設定は完了です。
アイテムの種類について
アイテムの種類は、それぞれ次のように規定してあります。
- 学術論文:ジャーナル掲載論文を引用する際に使用します。
- 書籍:単著を引用する際に使用します。
- 書籍の章:書籍に掲載されている論文を引用する際に使用します。
- 学位論文:博士論文を引用する際に使用します。大学名は出版社名で読み替えます。
- 文書:未発表のマニュスクリプトを引用する際に使用します。
おわりに
以上、Zotero用のEnglish Linguisticsのスタイルファイルのご紹介でした。
私もこのスタイルファイルを使って何本か論考やハンドアウトを作ってみましたが、使っていく中で何か不備などにお気づきの場合はお知らせください。

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